続きの和室を三世代が集まる大広間に
「もういろいろ面倒くさくて(笑)モデルハウスをそのまま持って来ようかと、初めは思っていたんですよ」とご主人。そんな時に図書館で出合った一冊の本。それはアーリーバード代表である井上の父の著書でした。そこからインターネットを通じてアーリーバードを知り、コンタクトをとってくださり会うことに。
定年退職を2年後に控え、当時はまだ高松に住んでいたYさん。愛媛に帰省した際の打ち合わせや、メール、FAXを通じてやりとりを続ける毎日。そこから少しずつ形作っていきました。
その当時の書類をきちんと順序だててファイリングしているYさん。その几帳面さには感服です。
実際に住むようになって一番感じていることは、「とにかく間取りがナイス!」とのこと。ご夫婦のみで住まわれることを想定し、ほとんどの機能を1階に集約。玄関を入って右手側にはキッチン・ダイニング、夫婦の寝室。左手側にはリビングと和室になっています。そして現在は娘さんが住まわれている2階は10坪のみというシンプルな作り。
そして、ドアを使わず引き戸で省スペースを図ったこと、ムダな廊下や段差がないため掃除がとてもしやすい点は奥様のお気に入りポイント。「住む人の気持ちを本当に考えてくださったんだなって、改めて実感しました。地震などを考慮して、居室にタンスをおかずにクローゼットを作っていただいたのですが、持ち込む家具と運び込むスペースは数ミリ単位で測りながら調整してくださいましたし、本当にムダがないんです」と奥様。階段に続く壁を曲線にしたのも、安全面だけでなく広く見える工夫のひとつでもあります。もともと可能性が無限大にある広い土地でもあったのですが、より広々と開放感のある中で暮らしていただきたいとの想いからでした。
「子どもたちが3人いるので、帰省した時にくつろげるように和室をいくつか作って、ふすまを開ければ広間になるようにしたかったんです」とYさん。4枚のふすまで区切られた1階の和室は、そんな場面家族の帰省の場面だけでなく、地域の方が30人近く集まる御祈祷の際にも和室が活躍しているそうです。
そして広い玄関に足を踏み込むと目に入ってくる床の間。床柱には、当時庭にあった「エンジュの木」を使っています。魔除けや長寿など幸せの木と呼ばれる貴重な木なので、玄関を飾るにはぴったりでした。「そんなさりげない提案も、木のことを知り尽くした材木屋さんが起源のアーリーバードさんだったからこそ」とYさんは感動してくださいました。
今では「井上さんを見つけたのは俺だって私に自慢してくるんですよ」と奥様が言えば「この家のお母さんとお父さんは井上夫妻だ」とYさん。
そう思ってくださっているのが何よりも嬉しい結果です。
Y様からいただいたアンケートやY様邸の写真がたくさん掲載された『新築ギャラリー』も、ぜひご覧ください。
伊予郡松前町 Y様邸|新築ギャラリー